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米国株式の長期投資で後悔しない投資の鉄則5選

米国株式の長期投資で後悔しない投資の鉄則5選

米国株式への長期投資は成功する可能性が高い投資法であることは、本ブログですでに紹介している通りです。しかし、米国株式が今後も上昇していくということが頭で理解できていても、途中で売却してしまう人は多くいます。特に株価が暴落した直後の反発相場で、売却してしまう人が多いです。やはり、巨額の損失を目の当たりにした直後だと、株式投資に激しく後悔してしまうのが理由だと思います。ただ、投資を激しく後悔するような人はそもそも自分のリスク許容度を超えた資金を投資してしまっている人がほとんどだと思います。そこで、今回は米国株式の長期投資で失敗しない投資の鉄則5選について紹介します。

株式投資はリスクを伴います。十分にリスクを考慮したうえで、ご自身の判断で投資するようにお願い致します。

結論

鉄則
1. 自分のリスク許容度(どれだけの損失まで耐えることができるのか)を知る
2. 米国株式は現物取引
3. 米国株式の個別銘柄を購入するときは企業分析を忘れない
4. 米国株式投資は長期投資。ひたすら買い続ける。
5. 株価暴落時はチャンス。株式を買い増すための余剰資金を用意しておく。

自分のリスク許容度(どれだけの損失まで耐えることができるのか)を知る

単純に自分はどのくらいのお金を失ったら、夜も寝られなくなるのか考えてください。例えば、1000万円の資産がある人と20万円しか資産がない人が同じ10万円の損失をした場合、20万円しか資産がない人の方が精神的ダメージが大きいことは想像できると思います。つまり、自分のリスク許容度にあった金額で投資していれば、株価が急落したとしても慌てふためくことないのです。

では、一体いくらが適切なリスクなのでしょうか?各人の適切なリスク許容度は各人の性格や保有資産の額、年齢、家族構成など、様々な要素で違いがでてきます。多額の資産があれば、かなりの資産をリスク資産に配分できますし、年齢が若ければ、たとえ一時的に多額の損失を抱えたとしても、数十年後に再び株価が上昇に転ずるのを待つこともできます。よって、答えは投資をする自分自身にしかわかりません。極論を言えば、投資した金額は二度と返ってくることがないと割り切っておくのも一つの方法かもしれません。

米国株式は現物取引

信用取引では証券会社に預ける担保の約3.3倍の評価額まで資金を借りて取引することができます。しかし、信用取引で株式を購入した場合、購入してから6か月目の信用期日までに返済(売買)をしなければ、6か月目の信用期日に自動的に強制決済されます。したがって、信用取引で購入した株式は信用期日のタイミングによっては株価暴落時でも株式を売却せざるを得なくなり、投資資金以上の大きな損失が発生する可能性があります。よって、投資初心者の方は株式を現物取引で売買してください。現物取引であれば、株価が一時的に暴落した時でも、上昇に転ずるまで保持することができます。

米国株式の個別銘柄を購入するときは企業分析を忘れない

米国株式市場はコーポレートガバナンスがしっかりしているため、経営面に大きな問題を抱えている企業は株式を上場し続けられません。数ある米国企業から、個別銘柄を絞る方法として、S&P500の構成銘柄を参考にすると良いです。S&P500の構成比率が高い企業は成長期待があり、上場する価値のある企業がスクリーニングされたものとして見ることができるため、大変参考になります。よって、S&P500の上位構成銘柄から、個別銘柄の投資候補を選定すれば、大きな失敗をすることはないでしょう。

米国株式投資は長期投資。ひたすら買い続ける。

米国経済はGDP推移が示しているように、今後も上昇を続けていく期待が大きいです。米国の株式市場は幾度となく、大きな金融危機に見舞われ、大暴落を経験しています。しかし、今回のコロナショックでも、米国株価が暴落した後も株価は史上最高値を更新し続けています。よって、株価が暴落しても長期で持ち続けていれば、株価は元の水準を超えて値上がりしていく可能性が高いです。株価の値動きに応じて売買を頻繁に繰り返さず、買ったら売却せずに放っておいてください。しかし、保有している株式の米国企業が突然、不祥事を起こしたり、経営面に大きな問題を抱え始めた場合は売却を検討してください。

株価暴落時はチャンス。株式を買い増すための余剰資金を用意しておく。

米国株式で長期投資すれば、リターンが得られる期待が大きいことはすでに理解されていると思います。よって、自分が投資している米国企業の長期的な成長ロードマップが揺るがない限り、株価暴落時はチャンスと捉え、積極的に株を買い増して、株価回復後のリターンをより大きくすることを狙いましょう。しかし、株を買い増すためには、そのための余剰資金を準備しておく必要があります。したがって、普段から余剰資金のギリギリまで積み立て投資などには利用せず、追加投資資金を常時、現金で持っているのが理想です。生活費半年分に加え、保有個別銘柄企業数×5万円の現金は常に準備しておきたいところです。

まとめ

いかがだったでしょうか。米国株式への長期投資は成功する可能性が高い投資法であることを頭で理解できていたとしても、株価暴落時には売却してしまう人が多くいます。その理由は自分のリスク許容度を超えた資金で投資をしてしまっているためです。米国株式の長期投資で失敗しないためにも、本記事で紹介した鉄則5選をぜひ参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

Mofupichi (もふぴち)

30代会社員。 資産運用の興味からブログ開設。 ビジネスに役立つスキル(英会話など)や生活を豊かにできるようなノウハウを発信。

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