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[2022年4月] 米国株式におすすめ!ネット証券会社を徹底比較

ネット証券

証券口座は証券会社で開設できますが、近年は誰でも簡単に金融商品の購入が可能なネット証券が人気です。ネット証券会社毎に取引手数料や取扱銘柄数に違いがあり、各ネット証券で強みが異なります。今回は米国株式におすすめのネット証券4社 (SBI証券・楽天証券・DMM.com証券・Monex証券)を徹底比較します。自分の投資スタイルにベストなネット証券を選ぶ参考にしてください。

もふぴち

いろいろなネット証券があるけど、どの証券会社を選べばよいのかわからないよ。
ひとつの証券会社に絞らないといけないの?

ひとつの証券会社に絞る必要はないよ。
複数の証券口座を使い分けることもできるよ!

やるぴち

結論

・SBI証券はポイント還元率 (投資信託)、商品数の多さなどバランスが良い。
・DMM.com証券は米国株式の現物取引手数料がお得。米国個別グロース株投資におすすめ。
・楽天証券はSBI証券と同等の実力。日経テレコンなど活用可能。情報収集におすすめ。
・Monex証券は銘柄スクリーニングツール (10年スクリーニング)が優秀。

ネット証券会社4社の比較

証券会社のチェックポイントは普段使いのスーパーマーケットを選ぶときと同じです。今回紹介するネット証券は口座開設時、口座開設料・管理料は無料です。したがって、各証券会社の口座開設手数料などは比較しても大きな意味はありません。しかし、金融商品 (株式、投資信託、ETFなど)は各証券会社の方針で選定されており、各証券会社によって取り扱っていない商品があります。口座開設後、「購入したい商品がなかった!」などのミスによる時間ロスを避けるためにも、次のチェックポイントをしっかり確認しておきましょう。

チェックポイント

  • 品揃えが豊富 → 金融商品 (株式、投資信託、ETFなど)の銘柄数が豊富であること。
  • 安い → 取引手数料、為替手数料などの運用コストが安いこと。
  • ポイント還元 → ポイント還元率が高いこと。
  • 欲しい商品を見つけやすい → 分析ツールが使いやすいこと。

取扱銘柄数

銘柄 SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
米国株式銘柄数 5194 1622 4759 4555
投資信託本数 2688 - 2661 1250
米国ETF本数 342 185 358 351
つみたてNISA
投資信託 / ETF本数
179 - 181 152
iDeCo
投資信託 / ETF本数
83 - 31 27

金融商品の取扱銘柄数の豊富さは、SBI証券が一番良いですね。DMM.com証券は投資信託を扱っていないので注意が必要です。

米国株式 現物取引手数料

- SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
約定代金 0.495% (税込) 0円 0.495% (税込) 0.495% (税込)
最低手数料
(*) 約定代金が2.22米ドル以下
0米ドル(*) 0円 0米ドル(*) 0米ドル(*)
手数料上限 22米ドル (税込) 0円 22米ドル (税込) 22米ドル (税込)

DMM.com証券の米国株式の現物取引手数料は他の証券会社と比較すると最安です。SBI証券、楽天証券、Monex証券は同じです。

為替手数料

為替手数料 (1ドルあたり) SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
買付時 25銭 25銭 25銭 25銭
売却時 25銭 25銭 25銭 25銭

配当金受取時
為替スプレッド

25銭 1.0円 25銭 25銭

買付時、売却時の為替手数料は4社とも同じですが、DMM.com証券は配当金受取時の為替スプレッドが1ドルあたり1.0円となります。よって、米国株式の配当金受取時、DMM.com証券は注意が必要です。一方、配当金が少ない米国個別グロース株に投資する際は取引手数料がお得なDMM.com証券がおすすめです。

ポイント還元

投資信託のクレジットカード積み立て買付金額に応じたポイント還元

クレジットカード SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
三井住友カード (NL) Vポイント 0.5% - - -
三井住友カード ゴールド (NL) Vポイント 1.0% - - -
三井住友カード プラチナ Vポイント 2.0% - - -
楽天カード - - 楽天ポイント 1.0% -
マネックスカード - - - マネックスポイント 1.1%

投資信託のクレジットカード積み立てのポイント還元は各証券会社で指定のクレジットカードを使用する必要があります。三井住友カード プラチナはポイント還元率が2.0%とダントツですが、クレジットカード年会費は55000円です。よって、年間手数料が安いクレジットカードで比較すれば、ポイント還元率はMonex証券の1.1%、楽天証券の1.0%が高い還元率です。DMM.com証券はクレジットカード積み立てオプションはありません。

投資信託の月間保有額に応じたポイント還元

月間保有額 SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
1000万円未満 0.1% (毎月付与)
[ T, Ponta, dポイント ]
- 100円 (所定の保有額に到達時のみ)
[楽天ポイント]
0.08% (毎月付与)
[マネックスポイント]
1000万円以上 0.1% (毎月付与)
[ T, Ponta, dポイント ]
- 100円 (所定の保有額に到達時のみ)
[楽天ポイント]
0.08% (毎月付与)
[マネックスポイント]

投資信託の月間保有額に応じたポイント還元はSBI証券がおすすめです。楽天証券は2022年4月、月間保有額に応じたポイント還元は毎月付与ではなく、所定の保有額に到達時に1回のみの付与となりました。

現物株式取引の月間合計手数料に応じたポイント還元

現物取引 SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
米国株式 - - 1%
[楽天ポイント]
-

現物米国株式取引のポイント還元は楽天証券のみです。

投資情報サービス

投資情報サービス SBI証券 DMM.com証券 楽天証券 マネックス証券
会社四季報
バロンズ・ダイジェスト
日経テレコン - - -
株式新聞Web - - -

楽天証券、DMM.com証券は他の2社よりも投資情報サービスが優秀です。

銘柄スクリーニングツール

- SBI証券
クォンツリサーチ
DMM.com証券
DMM株STANDARD
楽天証券
スーパークリーナー
マネックス証券
マネックス銘柄スカウター
スクリーニング条件 25種類 20種類 69種類 78種類
ファンダメンタル条件 16種類 7種類 48種類 58種類
テクニカル条件 4種類 11種類 10種類 14種類
その他 - - 海外売上高比率やEV/EBITDAなど
他社にはないスクリーニング条件
10年スクリーニング

参考:証券会社のスクリーニングツールランキング

銘柄スクリーニングツールはマネックス証券がおすすめです。マネックス証券は他社と比較し、スクリーニング条件が豊富で「10年スクリーニング」は使いやすく、強力なツールです。

  • スクリーニング:条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すこと。
  • ファンダメンタル分析:企業の価値と株価とを比較検討することで株式相場を分析する手法
  • テクニカル分析:狙っている銘柄の将来の値動きを予測する分析手法

まとめ

いかがだったでしょうか。各証券会社は現物取引手数料の安さはもちろん、取扱銘柄数やポイント還元などの付加価値で他社との差別化に力を入れています。SBI証券は投資信託保有額のポイント還元率が高いため、つみたてNISA、iDeCoを活用する際はおすすめです。DMM.com証券は米国株式の取引手数料がお得で、グロース個別株投資におすすめです。マネックス証券は銘柄スクリーニングツールが優秀です。よって、証券会社を開設する際は一つの証券会社に絞る必要がなく、投資スタイルに合わせた証券会社を開設することをおすすめします。

  • この記事を書いた人

Mofupichi (もふぴち)

30代会社員。 資産運用の興味からブログ開設。 ビジネスに役立つスキル(英会話など)や生活を豊かにできるようなノウハウを発信。

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